のんびりと日記

主にDIYをやったり音楽関係を呟きます。

一作目 ばあちゃんからの攻撃を阻止せよ!(電源オチルくん)

みなさんこんばんは、かっちゃんです。

この記事はTwitterとLINEで投稿したものをさらに詳しく説明します

 

突然ですがあなたは、

 

テレビの音がうるさすぎて寝れねぇ!!

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と思ったことはありますか?

僕は毎日テレビの音に悩まされています。

僕の部屋の隣にクソ耳がとおくなってしまったおばあちゃんの部屋があり、

おばあちゃんはいつも夜中じゅうテレビを大音量でつけっぱなしで寝ます。

 

ウチのばあちゃんだけではないかも知れませんが、ほとんどの家のお年寄りは、何故か光や音がないと夜眠れないというという方が多いのではないでしょうか?

 

 されど、お年寄りだから聴覚が衰えて当たり前、夜不安で眠れなくなって音を立てているのも仕方がないこと...。

 

だがしかし!!

 僕もきちんと睡眠をとる義務がある!

どうすればいいのか...。悩んでいたある日、

突然ばあちゃんが僕の部屋に急にきて

「チャンネルが壊れてしまったぁ!」

と、僕に叫んできました。

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ただの電池切れだろ...。と思っていましたが電池を換えたところ

テレビ反応してねぇーじゃん!?

 

と、一瞬あせりました。こりゃあまさかな...。と思いつつ、リモコンを分解してみると中身が滅茶苦茶ホコリだらけでした。

「いや、なんでリモコン内部にホコリなんか溜まるんだよ密閉されているから溜まんねーだろ!?」

と思わずデカい声でツッコミを入れてしまいました。

その後、エア・コンプレッサーでクソ汚いリモコン内部を掃除しました。

 

結果的に、ホコリのせいで回路内のどっかがショートして電池を変えても効かなかったんだろうということがわかりました。

 

通電テストも終わって治ったし戻すかと思ったとき、

あることが脳裏によぎりました。

 

「ココの黒いテスター棒が指している赤外線LEDを取り外して、ばあちゃんの部屋に届く距離まで回路を延長すれば、俺の部屋から遠隔的に消せるんじゃない?」

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と思い、早速制作を開始しました。

 

 

遠隔式テレビ電源OFF装置

~電源オチルくん~

早速どんな感じにするか単純な回路図を書きました。

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本当は赤外線LEDを延長させるだけでよかったんですが、

全然感電するワケではないものの、1.5V×2本=3Vも電圧がかかるので

万が一、ショートしたときに大変危険です。

 

そこで、オチルくん用の主電源スイッチも作ることになりました。

小さな小箱にうまくトルクスイッチと押しボタンを付けて主電源っぽくしました。

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●始めにチャンネルカスタムコード部のはんだ付けです。

 

テレビチャンネルにはカスタムコードというものがあり、このコードを通してチャンネルの切り替えをしているのです。コードは会社によって異なります。

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カスタムコードを発信する回路だけは作れる気がしないので、どうしてもその部分だけは手に入れる必要がありました。

 

ばあちゃんの部屋のテレビはパナソニック製で、せっかく直したテレビリモコンを分解してしまうと、テレビを入り切りするリモコンがなくなってしまい、困ります。

 

そこで近くのホームセンターから¥1500円ほどの、どの会社のカスタムコードに対応できる万能テレビリモコンを買ってきました。

早速、買ってきたテレビリモコンを全裸に剥いでやりました。

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 「リモコンの裏ってこうなっているのね...。」

基板上には無数の電気配線が走っており近くで見ると

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 こんな感じに決して配線どうしがくっつかないように幾つも配置されています。この上に導体を置くと配線どうしがショートし通電する仕組みになっています。

これを利用し今回は「電源ボタン」の所の、電気配線部分をはんだ付けしていきます。

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 「まー、これがとても集中しないといけないツライ作業」

配線ミスや、はんだこての熱で基盤を焦がしたり回路を切断しないように全集中力をコイツに捧げます。

 次に赤外線LEDのはんだ付けです。 f:id:diyk:20160412211100j:plain

赤外線LEDは元々、リモコンの先っちょに付いている部品で、リモコンは赤外線LEDがないとカスタムコードを照射できないので成り立ちません。

赤外線は人間の目には一切見えないのでスマホのカメラを使って実際に見てみると…

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思っていたよりも眩しい!!

こんなに光を発していたのかと思うとゾクッときますね。(笑)

 

赤外線LEDの説明はここまでとして、次に赤外線照射部のはんだ付けをしてきたいと思います。さっき取り外した赤外線LEDを小さくカットした新しい基盤はんだ付けします。そこにアノード(+)カソード(ー)の極性を間違えないように配線をつないでいきます。

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ちなみにはじめ作った際、思いっきりアノード(+)カソード(ー)間違えました(笑)

(+)(ー)間違えるだけでパーになるので注意が必要です。

 

最後にオチルくん用スイッチの制作に取り掛かります。今回は、ちゃんと電気が流れていないか目視で確認できるよう、赤いLEDランプも搭載しました。回路は以下の通りです。

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※(赤外線LEDじゃなくて、赤色LEDです。こちらのミスですスイマセン( ;∀;))

赤色のLEDは電池から直接つなぐと電圧が強すぎて一発OUTです。それを防ぐために抵抗を必ず入れなければなりません。基本的にLEDと抵抗220Ωのやつがセットで売られています。

 

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 中の配線はこうなっています。丸い部品はテレビの電源をON・OFFできるボタン。基盤は抵抗と赤いLEDランプが付いています。四角い部品はトルクスイッチです。ここでオチルくん用の電源操作をします。このスイッチがある限り、使っているとき以外にカスタムコード部・赤外線照射部に電気が流れることはありません。もしON・OFFどっちかわからなくても、ONの状態では赤いLEDランプが点灯しているので、すぐにどっちかわかります。

 

オチルくん完成

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早速、赤外線照射部分をばあちゃんの部屋につけてこよう!!

 

今日の夜……...

「うるせぇ…寝れねぇ…

これでドウだァァッッ!!

※自分の部屋の柱にくっつけたオチルくん↓

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ぽちっ......

※ばあちゃんの部屋のテレビ↓

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フッ…

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消えました。見事に消えました(笑)。

 

これで気楽にいい夢見れるね!!\(^o^)/

 オチルくん万歳!!!!

 

 

さて、一作品目いかがだったでしょうか?こんな感じで次回もこれまでになかったものを作って参ります。なんかやって欲しい要望があったらコメントの方でお願いします。

次回もお楽しみに。